あっしには関係のねぇこって…
はじまり
どもども。ぱくさんでございます。
「若者の言葉が乱れている」
っていうのはいつの時代にも言われているようなきがするのですが、
まあほんとわけわかんない言葉ってありますよね。
たとえば、
- とりま(=とりあえずまあ)
- ニコイチ(=2人で1人)
- りょ(=了解)
初めてきいたときはマジでなんのことかわからず、
さりとて「なるほどなあ」なんて思ったりもしつつ。。。
★
こういうの見ると(そして理解できないと)、
自分ってほんとにおっさんになったなあって思う(そしてヘコむ)んですけど、
そんな極端な話じゃなくても、コンサルたるもの喋ってナンボ。書いてナンボ。伝えてナンボ。
なればこそ、伝達ツールであるところの「言葉」ってのは、
きれいに丁寧に、そして正しく使ってほしいなあ、と思う今日このごろです。
そんなわけで今回は、言葉の正しさについて思うところを少々お話したいと想います。
さあみんなで考えよう
さて、今回お話したいのは
「~させていただきます」
この表現についてです。
なんとなく丁寧な感じがするこの「~させていただきます」という表現、
みなさんも特段、気にせずに使っているのではないでしょうか。
私もご多分に漏れず、特にお客様向けのメールでは連発、というか乱発していましたが…
あるとき、お客様に呼び出されて、注意されたのです。
「この日本語は間違っている。恥ずかしいから使わない方が良いよ」
はじめは何言ってんだこのおっさんと思ったものの、
どうもこの方の中では「丁寧な言葉が2重(させて+いただく)になるのは間違っている」
ということらしいのです。
曰く、某(実質的)国営放送なテレビ局でも、字幕などでは必ず訂正されているとのこと。
とはいえ、「そんなに駄目な表現かな?」と。
基本的に天邪鬼な私は、言われてみて色々と調べてみたのです。
試しに「させていただく」+「正しい」とかでググってってみてください。
まさに賛否両論であることがわかるはずです。
「正しい派」もいれば、「正しくない派」もいる。「”場合によっては”正しい」派なんてのも居ます。
何を信じれば良いのやら
さて、こんな賛否ある「~させていただく」という表現ですが、
議論が分かれた表現であるということもあってか、
なんと文化庁から指針(注1)が出ております。
で、リンク先のP.40を見たらわかっていただけるかと思うのですが、
結論として(条件ありだけど)使っていいということらしいのです(注2)。
俺、怒られ損じゃねえか!(憤怒)
そう、「~させていただきます」は使っても良い表現だったのです!
他でもないお国がお墨付きを与えております!
今こそ声高らかに言いましょう
「~させていただきます」を、私は、これからもずっと、お国の許可のもと、
利用させていただきます!!
これこそが今日、このブログで私が一番言いたかったこと
…ではありません(滝汗)
このバタバタ具合でわかること
ここでポイントになるのは、
「この表現が”間違いである”と思っている人が一定数居る」っていうことです。
つまり、この表現を使った場合に、
「うわ、コイツ日本語もろくに使えねぇのかよダッセェ」
と思われるリスクが少なからずあると。
と、言うことはですね。
そういう表現は、
①なるべく避けるか、②使う相手を選ぶ
べきではないか。
これこそが今日、このブログで私が一番言いたかったことです。
こんどは本当です。
①できるだけ避ける、について
以前もどこかで言いましたが、「価値観は相対的なもの」です。
嫌がる人がいるとわかっているのに、わざわざ使うこともなかろうというもの。
ましてクライアント相手ならなおさらです。
こんなしょうもないことで、お客さんに嫌われるくらいなら、
「いっそ封印しよう」というのも自然な話ではないでしょうか。(注3)
②使う相手を選ぶ、について
さりとて、今でも友人とか同僚相手には、
バッカンバッカン使ってます。「~させていただきます」。
だって便利だからね。
慇懃無礼かどうか知りませんがとりあえず丁寧さは出ますし。
実際、こっちは丁寧にしたくて使ってて、
高い確率で相手にもそのように伝わるんだから使っていいでしょう。別に。
そんなわけで、私はこれからもこの表現を、(プライベートでは、)皆々様の許可のもと、
利用させていただきます!!
重ねたところで、本日はおしまい。
おわりに
<今日の名言>
「他人から好かれる人は、言葉の使い方を知っています。言葉は選んで使いなさい。
言葉の選択一つで、人との関係は180度変わってきます。」
(byジョセフ・マーフィー)
ではまた。
<注>
1、引用元:http://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkashingikai/sokai/sokai_6/pdf/keigo_tousin.pdf P.40参照
2、かいつまんで言うと、「相手の許可を得た上で何かをやらせてもらう時」はセーフのようです。アウトかセーフかっていう話はここが詳しいですね。
参考:http://kazahanamirai.com/saseteitadakimasu.html
3、実際、私はビジネスではほぼ使わないことにしてます。
幸い、不自然だと思われなくて、かつ丁寧な表現は他にもありますからね。
一番手っ取り早いのは「~致します」への置き換えですね。大抵これでうまくいきます。
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ぱ く
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