目的を見据えよう…。
はじめに
私事ですが転職しました。
堪え性のない現代っ子を地で行くジョブホッパーぶりに、昭和な考え方の知人が呆れ返っておりましたが、
それがなにか問題でも?
だって時代は令和になるんですもの
そんなわけでパクさんでございます。
思うところがありまして…(愛想笑)
「なんで転職したの?」
まあ、これ色んな人に言われますよね。
「転職して後悔してない?」
なんてのもよく訊かれます。
1回転職をやらかしたやっただけでも訊かれるのに、僕の場合は複数回やっているわけで、なおさらですね。
頻繁に訊かれますから、他の職場に移りたいと思っていらっしゃる方、結構多いんだなと感じております。
でも。「したい」と思っている一方で、なかなか踏ん切れない方も多いんでしょうね。
だから、僕に転職理由を訊いてくる。後悔してないか訊いてくる。
★
転職をためらわせるのは、多くの場合こんな考えによるものでしょう。
・結果として給料下がるかも
・家族に反対されるかも
・やりたいことが結局できないかも
・職場環境がもっと悪くなるかも
まあ、失敗例としては考えうる話ですよね。
アンコントローラブルなことは世の中に満ちていますし、
それらが転職のマイナス要因になることは否定できません。
だから踏ん切れない。転職しない。
そしてそんな踏ん切れない自分自身を「意気地なし」とか「保守的」とか責めちゃったりする。
ただ、それ、ちょっと待ってほしいんです。
というのも、こんな時、アドラー心理学では少々変わった考え方をするんですよね。
目的論で考えてみよう
アドラー心理学では「目的論」という考え方を重視します。
「人の行動には必ずポジティブな目的があるんだよ。」
「目的を重視したほうが物事は前に進むし結果として幸せに近づけるんだよ。」
自分なりの解釈を、誤解を恐れずに大雑把に言うと、だいたいこんな感じです。(※1)
★
仮に、転職にためらっている人がいたとして、
「転職をしないこと」にもそれなりの目的があると思いませんか?
・給与が下がるリスクを避けた
・家族と平穏に過ごしたいと思った
・やりたいことから遠ざかる危険を避けた
・職場環境が悪化するくらいなら現状維持を選んだ
★
さっき言ったことと比較してみてください。
似たようなことを言っているんですが、言い方がポジティブになっていると思いませんか?
目的論的に物事を語ると、「自分で選んでる」感が強くなるんですね。
そして、同時にアンコントローラブルな要因に振り回されてる感じは薄くなります。
★
前回(参考リンク)も言いましたが、アドラーは
「トラウマによって人生が決定されるわけじゃないよ。
いつだって人生は自分が決めるんだよ」
…というようなことを言っています。
なので同様な考え方を辿るならば、
「転職する」も「転職しない」も、自分で決めて、選んでることなんですよね。
★
以上を踏まえまして、今回お伝えしたかったことは、こういうことになります。
転職してもしなくても、どっちでもいいんじゃないですかね。
だって自分で選んでるんだし。
お後がよろしいようで。
おわりに
【今日の名言】
「成功するからやる、できないからやらない、という判断基準は後悔を生む。
やりたいと思うから挑戦すれば、後悔はないのではないか。
やりたいと思ったことに向かって生きたい」
(イチロー)
<注>
1、対象的な考えとして「原因論」があり、ここらへんの考え方を深掘りすれば非常に面白いのですが紙面の都合上割愛。。
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ぱ く
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