“「人生に軸なんていらない」と豪語していたはずの自分が、
実は友人連中の誰よりもぶれていないんじゃないか?”
って、最近ちょっとだけ思うの。
はじめに
ぱくです。
今回は、「”できない”部下に嘆いている方」に
ちょっとだけ役に立つかもしれない、ふと思い出した昔話と、
得られた教訓をお伝えしたいと思います。
昔話(事実をもとにしたフィクションです)
実は私、学生時代から、
何故か、「誰かの相談事に乗ること」が多かったように思うのです。
思い返すと、「同世代の人間にそんなこと聞かんでくれよ」ってのも多かったですが(滝汗)
一つ一つ、私なりに誠実に対応してきたつもりです。
★
さて、社会人n年目の頃だったでしょうか。
突然、高校時代の知人から、ウン年かぶりに連絡がありました。
聞くとどうも相談したい事があるらしい。
連絡自体があまりに久しぶりで、ちょっとビックリしたのを覚えています。
★
さはさりながら、基本的に、相談事はオープンに受け入れることにしていたので、
話を聞いてみることにしました。
で、まあこの後長々話を聞く羽目になったのですが、まとめるとこんな内容でした。
<現状>
・自分は今、普通の社会人である。
・しかし、本当は全然別の夢がある。
・その夢を叶えるには、専門の大学の専門の学部に行って勉強し直す必要がある。
<問>
・自分は一体どうしたら良いだろうか?
…皆さんだったらどう答えるでしょうか。
私はズバリこう答えました。
電話なんぞしているヒマがあったら
今すぐ受話器をおいて
その夢にむかって勉強を開始しろ!
ちがう、そうじゃない
…冷たい言い方だと思いますか?
文字にすると伝わりにくいと思いますけど、
彼は明らかに、「悩むために悩んで」いました。
ただ愚痴って、悩んでる自分に酔いたいだけに聞こえたんですね。
なので彼のためにと思って、ちょっと強めに鼓舞した由。
…けれどもまあ、ご多分に漏れず、なんだか要領を得ないんですよね。
「でも仕事が忙しいし」
「でも勉強が大変だし」
「でも でも でも…」
言い訳ばっかり。
できる人とできない人の境目
今まで色んな人にあってきましたけど、何も成し遂げられない人は、
「出来ない理由ばかりを挙げる」人であることが多いです。
反対に、何かを成し遂げられる人は、「どうやったら出来るのか」ばかり考えてます。
件の彼は、はじめのアプローチから間違えてたのかもしれないですね。
その後、彼が夢を叶えたという話は聞きません。
やってやれない夢ではなかったと思うんですけどね。。。
★
コンサルやってると、「ああ、この人、本気じゃないんだなあ」
って感じが滲み出ちゃってるクライアントさんも(まれに)いたりして、
そんなときは、ちょっと強い言葉を使って鼓舞する、
というのも一つの方法かもなあ、なんて、
↑の出来事を振り返って思ったりします。(注1)
結局のところ、コンサルによって変わるのはクライアントさんであって、
我々コンサルタントは「ご本人の意思に基づき」一生懸命支援するわけですから、
この前提がぶれてると、変わるものも変わらないわけです。
マジで変わりたいなら、我々は支援することに労力をを惜しみませんヨ?
★
とまあ、長々書いてきましたが。
何はさておき、「どうやったらできるのか」から考え始めること。
「部下が成長しない」、と嘆く前に、
まずは足元、そんな意識改善からはじめてみては如何でしょうか。
終わりに
<今日の名言>
「『でも』が100個揃えば開く扉があればいーが
はっきり言って、ねーよそんなドア!!」
(by 林田先生・「3月のライオン」)
そんなドアはありません。マジで。
万が一あるんなら、それは心の問題です。
とりあえず蹴り破ることを勧めてみては如何でしょうか。(注2)
ではまた。ノシ
<注>
1、実際には恐ろしくてできないですけどね(滝汗)
2、もちろん自己責任でオナシャス(はあと)
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ぱ く
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