日本は先進国で最もキャシュレス化が遅れていることをご存知でしょうか。
えっ、あれだけみんなカードを使ってるのに?
 
今日は中小企業の視点でこのテーマを取り上げてみました。
 

各国のキャシュレス比率

まずキャシュレスという言葉ですが、これは現金を用いずに電子マネーやクレジットカードなど(以下電子決済と言います)で決済することです。
 
ここにカード払い比率の国際比較があります(電子マネーは含まれていません)。
日本ではどれくらいの比率かといいますと大体17%くらいです。この数字は主要国では最低レベルです。海外のカード利用率を見ますと、韓国73%、アメリ41%、中国55%、オーストラリア63%、カナダ68%、…など。
どの国もカード決済がとても進んでいます。
 
日本ではこの遅れに対し、政府が今後10年間にキャシュレス比率を40%にするという目標を掲げ、官民一体で進めようとしています。
 
それにしても、日本ではなぜ電子決済が進まないのでしょうか。
 
おおよそ次の2つかと思います。
まずは、国民性。というよりも、その国の安全性とかなり関係していると思われます。まぁ、財布を落としても戻ってくる国と財布を盗まれる国の違いです。そう、日本は現金を持ち歩いても安全だから、現金払いが多いのです。
 
もう一つは小売店が手数料の負担(大体3%くらいの手数料負担が生じます)を嫌い、現金払いを歓迎する風潮がいまだ根強いことです。最近こそ減りましたが、カード払いだと手数料を上乗せした価格になる。消費者の立場からするととんでもないことがまかりとおっていました。
 
でも消費の活性化や店舗の生産性の向上を考えると明らかに電子決済が勝ります。
つまり経営の効率化につながるのです。
 

なぜ、経営の効率化に。

経営の効率化?どういうことでしょうか。
 
まず、買い物をする時、消費者の購入単価はカード決済の方が現金払いより高くなります。私たちもカード払いだとちょっと気が大きくなりませんか。
 
一般的にカード払いは現金払いより1.5倍の購入単価です。ですから小売店の側からすれば明らかにカード払いをしてもらう方が売上は増えます。
 
次にレジのオペレーションの改善が図れます。皆さんも経験があると思いますが、財布から現金を数えながら取り出し、それで払い、お釣りをもらい財布に入れる、この一連の動作が完了してレジから離れる。レジでの処理時間は長いですよね。一方、カードや電子マネーならあっという間に決済が終わります。レジの生産性は格段に上がるのです。
 
つまり、これら2つのことを合わせると「客単価アップによる売上増加」「レジの改善による人件費の改善」という効果、つまり収益性の改善をもたらすのです。ですから、積極的に電子決済の店頭プロモーションを行うべきです。
 

さいごに

先ほども書きましたとおり、今後10年間にキャシュレス比率を40%にすることが国策です。国や自治体によっては電子決済のための設備導入に補助金が出されています。
 
加えて、インバウンド需要の高まりで訪日客が増加し、消費の増加をもたらします。電子決済が当たり前の国から来るのです。
 
Card? No,thank you! なんて言ってられませんよね。Welcome! card payment.です。
 

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Okudacs

Okudacs

船橋市在住の中小企業診断士です。金融・決済系の会社でマーケティングを担当しています。経営に大事なことは、キャッシュフローを重視し、顧客満足を高めることだと考えています。