少し前になりますが、個人事業者から会社を作って1年くらいの若い経営者と話す機会がありました。きっかけは自分の会社の財務がどうなのかを知りたい、だったのですが、話がしていくうちに自ずと経営のあり方について熱を帯びてきたのです。

期待と不安

その会社は従業員13名のサービス業なのですが、その40代前半の社長はいま半年間の経営者セミナーに参加しているとのことです。

同年代の経営者といろいろ話して自分に足りないことを発見したと言うのです。
・自分の会社がどうありたいか描けていない
・社会に貢献するという意味を理解していない
・人を使うためのしくみがなっていない

うーん、なるほど。これらは経営者の共通の悩みなんでしょうけど、その社長は真剣な眼ざしで私に語ってきました。きっと視界が開けたんだと思いました。そして真面目に社会にも貢献していきたいと。

最近、社長が変わってきたと隣に座ってる奥さんも話してました。

 

将来ビジョンという夢を描くことと、それを成し遂げるための課題が整理されると会社は次のステージに向う道筋がはっきりしてきます。

他方、大きな不安があるのですと言うのです。創業以来二人三脚でやってきた幹部社員(いや幹部と思ってきた)から、そろそろ辞めて独立したいと申し出があり引き留め策に苦慮している、と。これまでどう登用してきたのですか、と問うと特段のことはしていないというのです。

企業にとって人材とは

このブログで仲間たちも書いていますが、人材に関心を持つ、人を大事にすると思いながら、そのためにどういう手立てをするかが不足している経営者が多いのではと思います。

そこで、社長はその社員を取締役にして経営に参加させたい、と思ってるけどどうでしょうか、と言います。私はそれは一つの方法だから口を挟むことはしなかったのですが、その人に何を任せるのかが最も大事だと申し上げました。

さらに私は問いました。社員の方の給料とかボーナスをどう決めてますか?「私が何となく決めてます」とのことです。それでいいのでしょうか、人材を大切にしているのでしょうか。

外向きになることの大切さ

何かを変えるきっかけは人それぞれだと思います。私はやはり人と接して語り合うことが一番だと思います。話すことで奥行きが深まったり、多面的になったりするからです。

この社長はまさに自分の知らなかった世界の人と触れて、とても大切なことの気づきを得たわけです。「どういう経営ビジョンを描くか=どういう社員を育てるか」を。

たとえ忙しくてもそれを言い訳にせず、外に出ることが大事ですね。

私も改めて考えさせられたしだいです。

 

ところで、6月22日小林麻央さんが他界されました。

人々に愛と勇気を与え続けた方でした。心よりご冥福をお祈りします。

 

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Okudacs

Okudacs

船橋市在住の中小企業診断士です。金融・決済系の会社でマーケティングを担当しています。経営に大事なことは、キャッシュフローを重視し、顧客満足を高めることだと考えています。