幸福への道のりは続く…のか?

はじめに

「今年は自分を見つめ直す年になるよ」って正月に占い師に言われたんで
「まぁ転職もするし、ここはじっくり今後の人生を設計し直す1年にしようかな」
なんてドシッと構えていたんですが、

気づいたら1年が半分終わっていました
怖いな~怖いな~

そんなわけでパクさんでございます。

ちょっと早すぎやしませんかね…

前回(リンク)書いたように転職ホヤホヤってこともあり、
新しい環境にテンヤワンヤしてたら、あらビックリもう7月…
…ってのが半年も経っちまって振り返った後の祭り所感でございます。

かつてアインシュタインは、こんなたとえ話で相対性理論を説明したとかナントカ。


「熱いストーブの上に1分間手をおいてご覧なさい。1時間ぐらいに感じられるでしょう。
 可愛い女の子と一緒に1時間座ってみなさい。1分ぐらいにしか感じられないでしょう。」
(by アルベルト・アインシュタイン)

 

忙しすぎるのも考えものですけど、
さりとて充実や満足…言い換えれば「幸福」の中にあると、人は時の経つのを忘れてしまう
…というのは、ひょっとしたら科学的に正しいのかも知れません。

幸せってなんだっけなんだっけ

さて、今回お話したいのは、「幸福の条件(の概要)」です。

「幸福」は、アドラー心理学的にも、ワタクシ個人的にも、非常に重要なキーワードです

なんせアドラー心理学って、「幸福の心理学」なんて一部じゃ言われてるらしいですよ奥さん。

 

だからってんでもないですが、ワタクシもコンサルタントの端くれとして、

ビジネスに於いては
「クライアントがどうしたら、更なる幸福に近づけるだろうか?」
ってのを日々真剣に考えて常々行動するようにしてます。

そしてプライベートでも、
「どうしたら今よりもっと幸せになれるんだろう?」
これも常々考えているんですな。

 

 

 

 

…ていうかさ

 

 

 

「不幸になりたい」なんてやつ、いるか?

居るのかそんなやつ?正気か?

 

 

 

もしいらっしゃいましたら、こっからの話は退屈だと思うのでぜひブラウザバックを。。。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バックしたかな?

 

 

 

では以下、アドラー的な幸福論の超概論です。

 

アドラー流「幸せの3条件」

アドラーは幸福の条件は以下3つと言っています。

  1. 自己受容:自分が自分を受け入れた状態
  2. 他者信頼:自分が他人を受け入れられる状態
  3. 貢献感:自分が他者に貢献できていると感じている状態

さて、この3つについて深ぼっていきたいところなんですが、

スペースが全然足りませんので今回は割愛します(汗)

 

それよりも、今回しっかりお話したいのは別のことでして。

というのも、3条件を見てまず「へぇ」ってなるのが、
主体が全部「自分(=他者ではない)」ってことなんですね。

 

まさしくこのあたり、アドラーは強調していまして、
曰く「幸せになるために他者承認は必要ない(=承認欲求の否定)」とのこと。
言い換えれば、「(自分が変わりさえすれば)人はいつだって幸せになれる」ということでもあります。

 

これ、実は結構なパワーワードじゃないですかね?

 

だってですよ、「大金」とか「学歴」とか「社会的な成功」とか「他者からの称賛」とか

 

「そういうの全部、幸福になるためには不要だから」
「必要なのは、”自分(貴方)”だけだから」

 

って言うことに他なんないわけですよね。


何という強烈なメッセージ!!
…これもう幸福になるしかねぇな!(謎)

「承認欲求の否定」についての個人的見解

「承認欲求の否定」についていま少しお話をば。

(アドラーの話をするといつものことですけど、)わかりにくいので、ちょっとたとえ話で考えてみましょう。

上記のアドラー的な考えを否定する立場…
つまり「承認欲求ってマジ大事じゃん!」「他者に認めてもらいたいじゃん!」
といった立場にたった場合を想像してください。

 

例えば…“「テストで100点をとると親や先生が褒めてくれる」から頑張る”

これ、他者承認のために行動する典型例ですし、100点取ることは良いことなんですが。
もしかしたら「100点を取れない」かも知れないし、「100点をとっても親や先生は褒めてくれない」かも知れない。

 

そうなったとき、貴方はどんな気分になるでしょうか?

やる気、失せますよね。

 

歩みを止めてしまった貴方は、結局の所、勉強することはなくなってしまいました…とさ。

ちゃんちゃん。

 

私が思うに、アドラーが懸念したのは、
「他者の承認を目的にしちゃうと、ぜんぜん長続きしねぇぞ」ってことなんですよ。(注1)

もう少しこの問題点を詳しく言うと、こんな感じかと。
1)もっとたくさんの承認を得たくなる(=キリが無くなりますね)
2)承認が得られないとやる気が損なわれる(=「勇気をくじかれる」と表現します)
3)自律性(自ら考え行動する姿勢)が育たない(=言うまでもなく大問題です)

というわけで、(ず~っと続く)「幸福」の前提の一つとして、「承認欲求を否定」したと思われます。

総じてアドラー心理学では

“「自分がコントロール出来ること」に集中して、「自分がコントロール出来ないこと」は気にしない”

という考え方が根底にあるようです。

 

今回の話で言えば、

「自分がコントロール出来ること」=自分
「自分がコントロール出来ないこと」=他者

…なわけで、なるほど合理的だなと感じるところです。

動かせやしないものにエネルギーを割く。
これ、「浪費」以外のナニモンでもないですしね。

さて、実を言うと私は、
あまり他者からの承認には興味なく生きてきたような気がします。(注2)

で、いまアドラー学んでみて思うことなんですが、この考え、非常に快適なんですよ。
ステークホルダは自分だけですからね。勝って喜ぶのも自分。負けて辛いのも自分。
他人?なにそれ美味しいの?

自分が自分の人生を引き受けている実感を得て、日々充実して過ごせています。

 

これ、「ほんとぉ?」とか言われちゃいそうですね(汗)、

 

アドラー心理学関連では、まだまだお話していないことがたくさんあります。
まあ、そのあたりはおいおい、ということで。(注3)


…とか思ったところで今回はおしまいです。

 

おわりに

【今日の名言】
「健全な人は、相手を変えようとせず自分がかわる。不健全な人は、相手を操作し、変えようとする。」
(byアルフレッド・アドラー)

 


<注>

1、そういう事もあってか、アドラーはこのあたりを「他者の人生を歩んではならない」といった表現で、キツめに否定しています。

2、それより昨日の自分に勝つことしか考えてませんでした

3、幸福の3条件の深掘り、アドラー心理学が想定する幸福の範囲、課題の分離、目的論と原因論などなど…


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ぱ く

「世界中がハッピーであるために、とりあえず自分の目の届く範囲を全員ハッピーにしよう」…と今日も諸々ワルダクミしています。 以後よしなに!