FYSコンサルティングには、経営コンサルタントの国家資格である中小企業診断士が多く在籍しています。
時々ですが「経営コンサルタントって怪しい、不要」だと話す方に出会うことがあります。
そういった方たちの中には、「以前関わった経営コンサルタントの提案により痛い目にあった」という人もいますし、「おれはこの業界・業種・業務で20年飯を食ってきたので知識も経験も自分が上だ」という人もいます。
しかし、そんな企業でも支援に入ってみると、経営コンサルタントの存在が重要だと感じる場面に出会うことがあります。
その一つが外部からの視点で気づきを与える質問や提案をしてあげることです。
あるお店の店長さんと、こんなやり取りがありました。
私:「このメニューの中で、売れている商品のうちTOP 3を教えてください。」
支援先:「A、B、Cです」
私:「このA、B、Cって壁に写真を貼っている商品ですよね?当店で自信がある商品か、粗利益が高い商品という視点で写真を貼っていますか?」
支援先:「いえ、なんとなくです」
私:「…。この店で自信があり、かつ粗利益の高い商品の写真に変えてみませんか?」
ある企業の社長さんと、こんなやり取りがありました。
私:「商品を利用したお客さんから喜ばれたことはありますか。(≒御社の強みを教えてください)」
支援先:「(1~2分ほど考えて)ちょっと思いつきません」
私:「定期的に打ち合わせをするなど、営業担当者とコミュニケーションが取れていると感じますか?」
支援先:「はい、週一回は打ち合わせをして情報共有をしています」
私:「結果は同じかもしれませんが、次回の支援日までに営業担当者にお願いして、お客さんに喜ばれていることを、このExcelシートに書いてもらってください」
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(次回の支援日)
支援先:「営業担当者からの回答です」
私:「…。前回の話から、お客さんからの声が3つ増えましたね」
私自身、支援先から学ぶことも非常に多いので、どちらの知識・経験が上というつもりはありません。
それでも、支援先の経営者単独からの視点からみると現状がベストだと感じることでも、経営コンサルタントという外部の視点から見るとあきらかに不足している、気が付いていないと感じることもあります。
こういったこともあり、私は「会社がながく継続・成長するためには、定期的に外部からの視点で質問・提案してもらうことが大切である」と考えています。
この記事を読んでくださった皆さんの中に、ちょっと気になったことがあるようでしたら、一度、当社に問い合わせをしてみませんか?
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