心が煤けてるぜ
はじめに
一家に一体、貴方のぱくさんでございます。
花粉が消え、気温が上がり、夏真っ盛りですね。みんな盛ってますね。
だからといって私の方は何が変わるでもなく、通常営業で行きたいと思います。
★
今回は、いまいち仕事にやる気を出してくれない部下を抱えている方向けにお届けします。
題して、「それ、ほんとにやりたいんですか」
因果律に選ばれてしまったか…
物事には何事にも原因があります。
部下の「やる気が出ない」ことにも同様に原因があるはずです。
で、私が思うに、「やる気が出ない」原因は次の3つに大別されます。
1)リソース(ヒト・モノ・カネ・時間…)が足りないことが目に見えてるから
2)やり方がわからないから
3)本当はやりたくないから(汗)
★
上記のうち1)と2)は、手のうちようがあるのです。
たとえば1)なら、ヒト・モノ・カネを調達する方法を考えればいいし、2)ならご自身で調査するなり、詳しそうな人に聞いてもいい。
1)、2)ひっくるめて、我々コンサルタントに相談してくださってもいい。(注1)
困ったちゃんの傾向と対策
困るのは3)です。
以前書いた知人がいい例なのですが、なんというか、行動に魂がこもっていない。
仕事で言うなら、
「上司(とか取引先とか)が言っているから嫌々だけど仕方なく」
くらいのノリで物事に取り組んでる状態です。
この違い、コンサルする側から見ると結構わかりやすいです。
心底「やらなくてはいけないと思っている」のなら、普通は「どうやったらできるか」のアプローチで考えています。
なので、1)や2)は自ずと考えている形跡がある。
言い換えると、「相談時点で、問題がある程度ほぐれている」んですね。
したがって、話の進みも早くなる傾向にあり、必然、目標が達成されやすくなります。
(注2)
一方、3)の方は困ったちゃんです。
「当事者意識がない」と言い換えてもいい。
まあ、3)の状態を1)、2)に持ってくのもコンサルっちゃコンサルなんですが。。。
でもね、それってなんか、クライアント・コンサルタント双方にとってもったいないと思うんですよね。時間も労力も。
「当事者意識がない」=「なぜ自分がそれをしなくてはいけないのか(行動の理由)、が腑に落ちてない」
という状態で何かをやろうとしたとき、そもそもうまくいくのか疑問ですし、
果たしてうまく行かなかったときに、得られるものが少ない(注3)と思うんですよね。
★
かの「7つの習慣」では「主体的である」が「第一の習慣」として登場します。
おわかりと思いますが、
上記の3)の方は、もろに「非主体的」になってしまっています。
これでは上司である貴方も、部下の方も、我々コンサルも、ハッピーになれるハズがありません。
それ、ほんとにやりたいんですか?
さて、ここであらためて部下の立場に立ってみましょう。
「やりたくないんだから仕方ないだろう」とか逆ギレ状態かもしれないですね。
上司なり取引先なりに言われるがまま、支持された仕事に取り組むケース
…わかります。ありますよね。そういうとき。
でもね、だからといって思考停止してしまうのは違うと思います。
なぜなら、「理由」を考えることで、「やる気」、「主体性」をゲットできる可能性があるから。
こんなケースで、貴方が部下の方にアドバイスをするのであれば、
部下の方にぜひお伝え下さい。
「コレはまたとない成長機会だよ!」と。
具体的には、「視点を変える(高くする、時間を遡る、など)」ことを提案するのがいいと思います。
・視点を高くしてみる⇒「上司(取引先)が、この仕事を指示した真意はなにか?」
・時間を遡る⇒「上司(取引先)が、この仕事にどんな経緯で取り組んできたのか?」
この辺を部下本人に考えさせたり、調査させたり、なんなら上司(取引先)の貴方から直に説いたりたりしてみると、
意外な熱い思いとか、勘違いしていた前提とかに部下が気づいたりして、
そしてその気づきが、部下のやる気スイッチを押してくれる…かもしれません。
おわりに
<今日の名言>
「問題は自分の外にあると考えるならば、その考えこそが問題である」
(byスティーブン・R・コヴィー)
晴れて、部下の方に「なるほどこれはやるべき仕事なんだな」と気づいてもらえたなら。
あとは、1)や2)について、貴方と部下の方とで、共に考えるだけですね。
我々コンサルタントが、ご支援のため手ぐすね引いて待ってます。いつでもお声掛けください(注4)。
オチも付いたところで、また次回。
ではまた。
<注>
1、宣伝(1回目)
2、もちろん、問題を完全にほぐした上で、実行までご支援するのはコンサルの仕事なんですが…
3、殆ど無い?
4、宣伝(2回目)
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ぱ く
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