最近、よく思い出すのがジェームズ・アレンの言葉です。
心の中の思いが、私たちを創っている
私たちは 自分の思いによって創り上げられている私たちの心が邪悪な思いで満ちているとき
私たちには いつも痛みがつきまとうもし私たちが清い思いばかりをめぐらしたなら
私たちには喜びばかりがつきまとう
事業を創り出し、そして運営を続けていくことは、とても大変なことです。
そして、どの段階にいたとしても行動の前にあるのが「心の中の思い」です。
職業柄、経営者や後継者、創業を考えている方などから話を聞くことが多いのですが、話を聞くときにいつも気になってしまうのは、その人の心の中にある思いについてです。
事業が上手くいっている人は、以下のようなことが多いと感じます。
- 心の中で事業に関するイメージが明確になっている
- 誰かのためになりたいなど、清い思いを経営者や多くの従業員が持っている
一方で、上手くいかなくなる人は、以下のようなことが多いと感じます。
- 心の中で事業に関するイメージが曖昧である
- 強欲、怠惰、虚飾、傲慢、怖がりなど、邪悪な思いがある経営者・従業員がいる
創業者や新たな事業を展開する方は、最初は目に見えず、誰も知らない所から始めていきます。
彼らの心の中では、事業に関するイメージがボンヤリと作られていきます。それをメモ書きに残すことで形が見え、誰かに話すことで知られていくことになります。
さらにキッチリと進める方は、事業計画に落とし込んで、あらゆる角度から検証をして、イメージを明確にしていきます。
最近、ある方から、自身の行ったソーシャルビジネスに関するクラウドファンディングの失敗について、「本業が忙しくなる中で、チーム内でのトラブルなども重なり、ファンディングへの情熱が薄れ、継続的な情報発信を怠けるようになってしまった。」という後悔の話を聞きました。
他にも、報酬をはるかに超えることを要求する強欲な方を見たことがあります。(因果関係的には曖昧なところもありますが)この方の所属企業は前回の不況時に淘汰される側になりました。
私自身もこのことを忘れて、イメージがあいまいだったり、邪悪な思いが知らぬ間にはびこっていたりした結果、苦い思いを何度もしています。
先のジェームズ・アレンの言葉のように、その経営者がどの様なことを心の中で思い描き、その思いの善悪が、いずれでる結果や成果に反映されることになります。
「聖人になれ」とまではいわないものの、「心の中の思いが事業を創っていく」という考え方は、心の中にとどめておきたいですね。
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