スマートなイケメンが絶滅したら
僕がモテモテな優しい世界に成るんだろうか(注1)
いつものご挨拶
どもども。ぱくさんでございます。
最近暑いですね。
寒いよりはよっぽどマシなのですが
過ぎたるは及ばざるが如しってやつで、
何事も程々が良いよなあ、って毎年思います。
さりとて、仕事においては「断固たる意思」でもって
極端に突き抜けることが必要なときも往々にしてあるわけで。。。
でもまあ、「なんか、殻が剥け切らないんだよなあ」ってな部下、
いらっしゃいませんか?
じつはそれ、ちょっとしたことで改善するのかもしれないですよ。
★
そんなわけで、今回は、目標に必達しない部下に困っている方にお届けします。
題して、「SMARTのススメ」
こんな場面、あるあるじゃないですか?
例え話をしましょう。(注2)
ここはとあるメーカーの情報システム部。
この部署は、社内システムの保守運用が主な仕事です。
毎日のようにバグ取りやら改修依頼対応やらで、部内はいつも大忙し。
そんなある日、とある改修案件Aの担当者Yくんが、
案件の納期を失念し、危うく改修が間に合わなくなりかけた(※でもなんとかリカバリできた)とします。
週次の進捗確認会議で、責任者のX部長がYくんに言います。
「今回はたまたま手の開いている人が対応してくれて事なきを得たが、
Yくん、今後はどうするつもりかね」
Yくんは答えます。
「はい、次からはよくよく気をつけて、
しっかりと仕事を進めるようにしたいと思います」
X部長は、
「よしわかった。次からは気をつけろよ」
と頷いて、この一件は落着となりました。
…おわかりいただけただろうか?
…ええとですね。かなり誇張して書いてますけども。
私はこんな感じのやり取りをいくつも見たことがあります。
で、はっきり言ってしまうと。
高い確率でこの問題、「再発」します。
何故か?
対策がぜんぜん具体的じゃないからです。
X部長の問「これからはどうするの?」に対して、
一見それらしいことをYくんは答えているいるわけですが、
私がX部長だったらどうだったか。
・「次からは」⇨「具体的にいつから?明日?来週?来月?」
・「よくよく気をつけて」⇒「何を気をつけるの?」、「どうやって気をつけるの?」
・「しっかりと仕事を進める」⇒「誰に対して何をどう変えるの?」
…とまあ、ツッコミどころ満載なわけです。
SMARTのススメ
さて、ここでご提案したいのが、「SMART」というフレームワークです。
目標を立てるときに非常によく使うフレームワークでございます。
これがなんのことかというと、
「上司の要望をなるべく取る風を装い、かつ自身のリスクが最小限になるよう、
横文字をふんだんに使うことで、できるだけ賢さ(SMARTさ)を匂わし、
上司の追求を煙にまくような、分かり難い目標を立てましょう!」
…ということではもちろん無くて(滝汗)
目的を立てる際には、
Specific⇨具体的、わかりやすい
Measurable⇨計測可能、数字になっている
Achievable⇨同意して、達成可能な
Realistic⇨現実的な
Timely⇨期限が明確、今日やるなど
…を意識しろってことなんですな。(注3)
なので件のYくんの目標は、
こんな感じになるとSMARTで、したがって達成されやすくなるんではないかと。
<修正後>
「はい、来週からは(時期が明確なのでT)
必ず月曜日の朝に、上司のWさんと打ち合わせて(打ち合わせたかどうかは計測できるのでM)、
その週の作業予定を確認するようにします(確認内容が具体的なのでS)。
また、日次でもWさんとメールで連絡を取合い(対面じゃなくてメールなあたりがR)、
進捗が遅れそうな場合は逐次報告します(報告の条件が具体的なのでS・報告したかどうかは計測できるのでM)。」
※当然ながら本人が言ってるのでA(同意済)でもあるのでしょう。
おわりに
<今日の名言>
「どうしたらよくなるか、それを工夫してゆくよりしょうがないじゃないか。
よくなるとかならんというよりも、よくするほかに途(みち)がないことを認識すべきだ。」
(by白洲次郎)
ほんとにちょっとしたことで、未達から達成へ、失敗から成功へ、変化する。
なら、やらない手はないです…よね?
ではまた。
<注>
1、とんだ危険思想だな…
2、あくまで例え話であって、ホントにあった話じゃないんだからねっ!?(ツンデレ(死語))
3、特に、MとTって疎かにしがちなんですよね…責任を曖昧にしがちな日本的価値観ではありますが、それだとビジネスは成り立ちません。アア怖い怖い。
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ぱ く
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