有効求人倍率1.43倍
先日、友人のキャリアコンサルタントと一年ぶりに再会して飲みました。
2017年2月に厚生労働省発表では有効求人倍率(季節調整値)は前月に比べて横ばいの1.43倍だったとのことです。
全国的に高いです。特に地方は本当に人が採れなくて困っています。時給を東京以上にあげてもアルバイトが来てくれなくて困っている経営者がたくさんいます。
有効求人倍率の推移
統計元:厚生労働省 平成17年-平成29年 一般職業紹介状況
求職者側は・・・
ところが、求職者側も採用されずに困っている人もたくさんいるんです。
そういう人はハローワークで無償で行っているキャリアコンサルタントに相談します。
先日会ったキャリアコンサルタントが「働く意思があってもなかなか企業側に伝えることが得意ではない人が多い」と言っていました。
キャリアコンサルは、そのような人に対して、「どのような強みを持っているのか」「将来どうなってきたいのか」という話を聞いてありたい姿を明確にするそうです。
実は手前みそですが、そのキャリアコンサルタントは私の弟子です。歳は10歳ほど上ですが、私と一緒にコンサル実務をしたときに私から学んだ方法を実践しているそうです。
会うといつもその話題になり、感謝していると言われます。いやいや、私の方こそ伝授した方法を実践して人のためになっていることはとても感謝いたします。
ありたい姿をまず考える
私が伝授したのは、自分のありたい姿をまず考えるということです。ありたい姿を明確にイメージすることにより、「そうなりたい」「どうしたらそのありたい姿になれるのか」を考え出すのです。
人はいいことを考えた事は実現したくなります。そのため明確に自分がなりたい姿を想像するとそこに向かって一歩一歩歩き出します。それが人間というものなんでしょう。
就職に困っている人も自分がなりたい自分を創造していくことで、どこで働くべきか、何をするべきかを真剣に考えることができます。それが就職につながることだとキャリアコンサルタントも言っていました。
個人においてもありたい姿がとても重要です。言い換えれば、個人も理念やビジョンを持つべきです。
そういったありたい姿を持った人は非常に強いです。そこに向かってよく働きます。
そういった人材を採用するためには、企業側にも明確なありたい姿、しっかりした理念、目指すべきビジョンを持たなければなりません。共有できる理念やビジョンを持ち採用に臨むことが何より採用するために必要なことだと思います。
高橋 光久
最新記事 by 高橋 光久 (全て見る)
- 初出版しました - 2021年12月22日
- 努力が足りない、行動できない本当の理由! - 2021年8月30日
- 今日は終戦記念日ですね - 2021年8月15日