働き方改革って
働き方改革の実施によって定時に帰ることを推奨している企業が増えています。
とても良いことだと思います。仕事だけではなく、プライベートの充実も大切ですからね。ワークライフバランスを真剣に考える良い機会になってきたと思っています。
一方でこのようなことが起こってます。
無理矢理早く帰ることによって仕事が溜まったままになっています。
経営者からは早く帰ったことを言い訳にして売上が達成できないとは言わせないと。
当然、時間の中で仕事を終わらせるように一人一人が効率化することはもちろん重要です。
しかし、それでは追いつかないという現実もあります。
また、仕事が好きで働く人もいます。人に役立つことがうれしく思う人たちです。
ワークライフバランスは大事
家庭やプライベートと仕事のワークライフバランスは大事です。しかしそのバランスが金太郎あめ的でよいのでしょうか? 全く同じと言う事は考えられません。
家庭やプライベートを重視する人は早く帰ることはとてもうれしいことでしょう。しかし、仕事を重視する人もいます。もっともっと仕事を通じて人に喜んでもらいたい人は、仕事に重点が置かれて当然です。そういった仕事に対して価値を感じている人とプライベートを重視する人が同じように定時で帰るということが果たして正しいのでしょうか?
人によって働き方がバラバラであると言う事は間違いでしょうか。人によって考え方が違うようにワークライフバランスは違って当然だと思います。
人により幸せを感じる価値基準が異なるなら、ワークライフバランスも異なって当然ですね
企業が個人と価値観を共有して「どのように働いてもらいたいのか」について真剣に向き合うべきだと思います。
会社と従業員が前向きに話をする
会社側は企業がどうなっていきたいのか、そのために従業員にはどのように働いてもらいのか、そしてどのように幸せになってもらいたいのか。
この軸がない限りワークライフバランスについて会社と従業員が前向きに話をすることはできないでしょう。
「早く帰ったことを言い訳にして売上が達成できないとは言わせない」なんて言葉が出てくるのは企業側に従業員にどのように働いてもらいたいのかを描けていないからだと思います。
ただ帰れ帰れと言うだけではなく何のために帰るのか、何のために働くのか。
その軸を企業は提示して社員と一人一人働き方について話をしていくべきだと強く思います。
高橋 光久
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